作品紹介
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演奏スタイル:くちぶえ(&ピアノ&ウクレレ&歌)
出 身 地: 福岡県福岡市
略 歴: 国立音楽大学卒。2007 国際口笛大会成人女子の部で、クラシックとポピュラーの総合優勝“ラブリー・チューン”と講評される。2008 ビクターエンタテインメントよりCD「くちぶえ天国」をリリース。
演奏コンセプト ~”くちぶえ”を楽器として、または作品として表現したい~
“くちぶえ”という演奏スタイルを追求し、従来イメージされる”口笛”の枠にとらわれずに、「楽器」としてのポジションを築きあげている。くちぶえとピアノやウクレレの弾き吹きのほかにヴォーカル、オリジナルも作曲し発表している。
テーマ&抱負 ~生活の中に溶け込んだ”くちぶえ”~
物心ついた頃から飼っていたインコになれ親しんで育ち、得意な”くちぶえ”を吹きながらピアノを弾くようになった。自然を自由奔放に飛び回るインコたちを見にオーストラリアまで足を運んだことがある。その時の”映像”は今もわたしの脳裏に焼きついている…。自然に溶け込み、自然にカラダへと入っていく、そんな音楽を作っていきたいと思う。
“くちぶえ”って???
くちぶえは、下の歯の裏側に舌を付け、口をすぼめて「ふー」と吹く、みんなが持ってる、みんなができる楽器です。コツを得て出したい音をロングトーンで吹いたり、練習をすれば曲を心を込めて表現出来るようになります。くちぶえの音域は3オクターブほどで、歌声に近いが“笛”のようでもあり、独特な節回し、グリッサンド(音と音をつなぐ)が出来ます。英語でもWhistle(ホイッスル)と言いますが、鳥の鳴き声という意味が含まれるように、小鳥の鳴き声のような音も出すことが出来るので、インコと一緒に育ってきて小鳥が好きな私にとっては、コミュニケーションをとる手段にもなっています。くちぶえって、大きな喜びや悲しみを表現するというより、日常の軽やかな気分や、いつも隣に居てささやかな幸せに寄り添える楽器だと思います。聴いてるだけじゃもったいない、あなたも今日からWhistler(くちぶえ吹き)!?


音楽。常にまわりに存在し、その時々の気分が鼻歌や”くちぶえ”という音楽をとおして奏でられる、我々の生活に密着したもの。しかしその生活の一部である”くちぶえ”を知っていると思っている人が、本物の”くちぶえ”奏者に出会うと、これはまさに衝撃です!!その美しい音色に今までの自分が知っていた”くちぶえ”とはまったく異なる芸術の域に達した「別世界」を体感することでしょう。
音楽は表現です。”くちぶえ”は豊かな音楽表現への扉を誰にでも開いてくれる音楽ツール。豊かな表現とは、この世界のあらゆる事象に高鳴る感情を、それぞれの音にのせて奏でること。”くちぶえ”には豊な音楽表現のツールとして、誰にでも使うことが出来るという得がたい魅力があります。
しかも、その表現力は通常の楽器に引けをとるものではありません。すなわち、”くちぶえ”という音楽のカテゴリーは、より多くの人々が“自ら楽しめる音楽表現”として、音楽の裾野を広げてゆく力があるといえるでしょう。